2014年7月25日星期五

全寮制のリスク

 

 どんな教育法にも長所・短所があり、個人の性格や家庭の事情などで全寮制にも利点が多いことは承知していますし、それが成功する事例とそうでない事例がありますが、ここではあえて、反対意見を並べてみます。

 まず、どんなにすばらしい先生と友人たちが束になっても、母親の愛情にはかないませんし、あなた以上に一也くんを大事に思い、親身に接してくれるとは考えないほうがいいです。

 若者は自分が何者か、何がしたいか、何に対してなら自分の能力を捧げられるか、また自分は誰にとって大切なのか、という自問を通して、アイデンティティ を確立していくともいいます(それに失敗すると、極端な思想に走ったりオカルト集団に入ったり、非行や心を病んだりするという説です)。

 その説に従いますと、物心がついて数年で、親と離れて海外へ放り出される一也君は、「自分は何者か」を、どのようにして見いだすのでしょうか。家族の誰 かが心身どちらかで弱っているときはいたわりあい、楽しいことや喜びを分かち合い、つまらないことでけんかし、同じものを食べておいしい、まずいと言って は明日の食事につながる何でもない日常。

 それらが営まれた家族と生家がかけがえのない精神的な支柱となり、育った地域が故郷になり、その歴史や文化を学ぶことで郷土愛につながり、自分のルーツを知ることにつながる。「自分が何者か」は、このような積み重ねのうえで見いだされるのではないでしょうか。

 親元にいるからといって自分のアイデンティティが確立されるとは言いませんし、実の親がいなくても周囲から愛情を受けて幸せな人生を送る方もたくさんい らっしゃいます。しかし、家族と一緒に過ごすことで得られる愛情(およびそこに起因する肯定的アイデンティティ)を、寮での生活に求めるのは宝くじに当た るのを期待するくらい、可能性の低いことかもしれません。逆に、自分自身に対する肯定的アイデンティティを形成するのを助けられない状況であれば、よい全 寮制(全寮制の学校にもピンキリなため)に入れてあげるのもひとつの選択肢になるとは思います。タオバオ仕入れ

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